トラック運送会社の料金表は、どのような方法で計算されているかご存じですか?
全日本トラック協会が発行している「今すぐわかる標準的な運賃」には、各運輸局ごとの標準的な運賃が載っています。
しかし割増運賃やオプション料金などもあり、実際にはいくらかかるか想像もつかない、という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、運送会社の運賃、料金について具体的な計算方法や標準的な運賃、抑えるコツを紹介します。
ぜひ最後まで読んで、安心して運送会社を利用できるようにしてください。
トラック運送会社各社の料金表の目安となる標準的な運賃とは
全日本トラック協会と都道府県トラック協会が発行している「今すぐわかる標準的な運賃」では、標準的なチャーター便の運賃が定められています。
関東運輸局の標準的な運賃は、下表のとおりです。
(全日本トラック協会・都道府県トラック協会「今すぐわかる標準的な運賃」を参考に作成)
時間制の標準運賃はこちらです。
※1 基礎走行キロは、小型車は100㎞、小型車以外のものは130㎞
※2 基礎走行キロは、小型車は50㎞、小型車以外のものは60㎞
※3 4時間制の場合であって、午前から午後にわたる場合は、正午から起算した時間により加算額を計算する。
当社の運送料金は、下記ページからお見積りが可能です。
また、関東以外の運輸局の標準運賃や、割増運賃など詳細は全日本トラック協会・都道府県トラック協会「今すぐわかる標準的な運賃」をご覧ください。
トラック運送会社の料金の計算方法、料金表はどうなっているか
運送会社を利用する際の料金は運送方法によって異なり「混載便」と「チャーター便」に分けられます。
それぞれの特徴と料金の計算方法を解説します。
混載便とは
混載便とは、1台のトラックに複数の依頼主の荷物を一緒に搭載して運送する方法です。
トラックドライバーの人件費や燃料代を分散できますので、チャーター便よりも低コストであることが一般的です。
混載便は複数の依頼主からの荷物を搭載するため、自分の荷物を積んですぐに出発できないこともあります。
荷物の保管状況にも気を配ることに加え、スケジュールによって配送日などが固定される可能性がある点にも注意しましょう。
チャーター便とは
一方チャーター便は依頼主の荷物を運ぶために、専用のトラックとドライバーを使用する方法です。
混載便に比べて、配達日時やルート選択の自由度が高くなるのが特徴です。
また他の依頼主との兼ね合いがないため、より確実に指定した時刻に荷物を届けられます。
しかし自由度が高い分、混載便に比べて料金が高くなることがデメリットです。
チャーター便を利用する際は事前の予約が必要な場合が多いので、余裕をもったスケジュールで問い合わせましょう。
混載便の料金計算方法
混載便の料金は荷物の重さと距離で計算します。
重さ×距離×オプション
オプションには以下のような種類があります。
- 待機時間料
- 積込・取卸料
- 附帯業務量
- その他実費(高速道路利用料、フェリー利用料、燃料サーチャージなど)
また冷蔵車や冷凍車を利用したり、深夜や休日の場合も割増になるのが一般的です。
チャーター便の料金計算方法
荷物の重さが一定以上の場合は、チャーター便になる運送会社もあります。
具体的な計算方法は以下のとおりです。
利用車種ごとの料金×距離×オプション
チャーター便の場合は、利用する車の大きさにより料金が変わります。
最小サイズは2t車の場合が多いので、運送会社に問い合わせてみましょう。
また距離ではなく、時間で料金を設定している場合の計算方法は以下のとおりです。
利用車種ごとの料金×時間ごとの料金×オプション
運送料金を抑えるコツ
運送料金を抑えるコツとして、以下3つを紹介します。
- 混載便を利用する
- 余裕をもって送る
- 梱包サイズを見直す
混載便を利用する
運送会社によって料金が異なりますが、混載便を利用するのがおすすめです。
混載便は、複数の荷物を一緒に運ぶことで料金を削減できる運送方法です。
例えば、自分が運ぶ物と同じ目的地に向かう他の人の荷物と一緒に運ぶことで、料金を抑えられます。
運送会社によっては、混載便を利用することで料金が割引になることがありますので、一度問い合わせてみましょう。
余裕をもって送る
余裕をもって送ることは、運送会社にとっても配達先にとっても最適な方法です。
配送予定日から何日か前に注文をすることで、運送会社にとってはスムーズなスケジュール管理ができ、配達先にとっては早めに商品を受け取ることが期待できます。
余裕があれば急ぎで配送する必要がないため、混載便を利用して運賃が安くなる可能性もあります。
梱包サイズを見直す
運送会社を利用する際に料金を抑えるには、梱包サイズの見直しも重要なポイントです。
例えば、必要以上に大きな箱を使って送る場合、不要な運賃を支払うことにつながります。
緩衝材を使いすぎていないかチェックするなどして、荷物の大きさに合った梱包を心がけましょう。
運送会社に問い合わせたり、運送料金の見積もりをとることも有効です。
トラック運送会社の料金表、標準的な運賃とは?まとめ
今回は、運送会社の料金や標準的な運賃について解説しました。
内容を簡単にまとめると以下のとおりです。
- 運送形態は混載便とチャーター便がある
- 料金は荷物の重さや距離、使用する車両などにより異なる
- 混載便を利用したり余裕をもって送ったりすると料金を抑えられる
標準的な運賃は存在するものの、状況や時期などにより変動するのも事実です。
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