後部座席のシートベルト義務化。一般道でも着用が必要!いらないと誤解される理由と罰則について

コラム 交通安全・一般

後部座席のシートベルト、締めていますか?

一般道路では後部座席のシートベルトは不要、と思っている人がいるかもしれません。

しかしシートベルト着用は、一般道路を含むすべての道路で全座席着用が義務付けられています。

今回は後部座席のシートベルトについて

  • 違反した場合の点数と罰則
  • 免除されるケース
  • リマインダーの搭載も義務化

について紹介します。

「後部座席はシートベルト不要」と勘違いされている理由も解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

後部座席のシートベルトは全員着用が必須

2008年の道路交通法の改正により、後部座席のシートベルト着用が義務化されました。

シートベルト着用義務が拡大された流れは以下のとおりです。

  • 1985年:高速道路などで運転席・助手席
  • 1992年:一般道路での運転席・助手席
  • 2008年:高速・一般道路での後部座席

現在は走行する道路に関わらず、全座席でシートベルトを着用しなければいけません。

警察庁とJAFの合同調査によると、一般道路でのシートベルトの着用率は運転席99.1%、助手席96.7%に比べて後部座席42.9%でした。

高速道路でも後部座席のシートベルト着用率は75.7%と、低い水準です。

出典:「警察庁・JAF合同シートベルト着用状況全国調査結果 」(警察庁)

シートベルトを着用していないと、着用時に比べて安全性が低くなることはイメージできると思います。

実際に警察庁が発表している数字を見てみると、シートベルト着用の有無で致死率が

  • 高速道路:約19.4倍
  • 一般道路:約3.5倍

になります。

出典:警察庁ウェブサイト

シートベルトには運転の疲れを軽減できる効果もありますので、正しく着用しましょう。

違反した場合の点数や罰則

シートベルト着用義務に違反した場合の、違反点数・罰則は以下のとおりです。

  違反点数 反則金
一般道路の場合 高速道路の場合
運転席・助手席 1点 1点 なし
後部座席 なし 1点 なし

いずれも反則金はありませんが、運転席・助手席でシートベルトを着用していない場合、違反点数1点が付されます。

後部座席の場合は、一般道路だと違反点数や反則金はなく口頭注意をうけるだけです。

これが「後部座席はシートベルトを着用しなくてもいい」と勘違いされがちな原因かもしれません。

しかし、シートベルトは全ての道路において全ての座席で必要ですので、注意しましょう。

警察庁のウェブサイトでは、「シートベルト非着用による被害の拡大は被害者の過失」とされた事例が紹介されています。

たとえばシートベルトを着用せずに事故に遭った場合、ケガをしても「事故の規模を大きくした」責任を求められるということです。

出典:警察庁ウェブサイト

なによりも安全を守るためのシートベルトですので、違反点数や反則金が無くても着用しましょう。

シートベルト着用の効果について

自動車の安全装備の中でも、シートベルトは最も基本的ながら最も重要な装置の一つです。特に、運転手にとって後部座席は子供や大切な人が座る場所であり、その安全性が求められます。

シートベルトの主な役割は、事故の際の衝撃から乗員を保護することです。シートベルトがあれば、車が急停止したときや衝突事故が発生したときに、乗員が前方に飛び出すことを防ぎます。特に後部座席のシートベルトは、大人だけでなく子供の安全をも保障します。

後部座席のシートベルト着用は、その有用性がしばしば見過ごされがちですが、乗員が事故による重大な傷害から守られる確率を大幅に高めます。後部座席のシートベルト着用は、前席だけでなく全ての乗員にとって絶対的な安全対策となるのです。

このように、特に子供や大切な人が座る後部座席でのシートベルトの着用は、運転手にとって最も重要な安全対策の一つです。後部座席に乗る際も、必ずシートベルトを使用するようにしましょう。

着用状況と事故状況

実際の事故状況とシートベルトの着用状況を比較すると、シートベルトを着用していない場合には、乗員が車外に投げ出される確率が高まり、重大な傷害を受けるリスクが大幅に増えます。一方で、シートベルトを着用している場合、事故の衝撃を分散し、乗員が車両内で安全に保たれる可能性が高くなります。

シートベルト着用の有無による安全性の違い

シートベルトを着用すると、事故が発生した際に乗員が車内で安全に保護される可能性が高まります。シートベルトは、事故の際に乗員が車内で放り出されるのを防ぎ、衝撃を分散させるため、重要な安全装置となります。また、シートベルトは頭部や胸部への怪我を防ぐ効果もあります。シートベルトがなければ、事故の衝撃で体が前方に飛び出し、頭部や胸部がハンドルやダッシュボードに直撃する可能性があります。したがって、シートベルトを着用することで、このような怪我のリスクを大幅に軽減できます。

また、見落とされがちな後部座席のシートベルトですが、後部座席の人がシートベルト未着用で事故にあうと、前の座席に乗っている人の頭部に向かって体が投げ出されるので、お互いに衝撃を受け怪我のリスクが大幅に上がってしまいます。後部座席に乗る際にも必ずシートベルトを着用するように、また、運転する際には着用を促すようにしましょう。

シートベルト着用が免除されるケース

条件によっては、シートベルト着用が免除されるケースがありますので、いくつかのケースを紹介します。

シートベルトが足りない場合

子ども(12歳未満)は3人で大人2人分にカウントしますので、乗車定員を超えた人数が乗るときにシートベルトが足りないケースが考えられます。

たとえば6人乗りの車に

  • 大人4人
  • 子ども3人

が乗った場合、シートベルトは6つしかありませんので、子ども1人のシートベルト着用が免除されます。

ただし子ども3人全員が免除されるわけではなく、装備されているシートベルトはすべて着用する必要があります。

もしシートベルトを着用してない子どもがいる場合は、いつも以上に注意して運転しましょう。

身体の理由でシートベルトができない場合

以下のような場合は、シートベルト着用を免除できます。

  • 負傷している
  • 障がいがある
  • 妊娠している
  • 座高が著しく高いまたは低い
  • 肥満のため適切に装着できない

いずれも医師から適切でないと言われたり気分が悪くなったりする場合や、体型により正しくシートベルトが着用できないケースです。

ほかにも授乳やおむつ交換、バックするときなどは免除の対象になります。

車両への警報搭載も義務化

画像引用:国土交通省

2020年9月1日以降の新型車から、シートベルトを着用していない時に警報が出る「シートベルトリマインダー」の搭載が後部座席を含む全座席に義務付けられました。

運転席や助手席でシートベルトを締めずにいると、警告表示と警報音が鳴るのを聞いたことがある人も多いと思います。

改正後は、後部座席で着用していたシートベルトを外した場合に、警告されるようになります。

実際、最近借りたレンタカーが新車で、後部座席のシートベルトをしているかどうかがメーター付近に大きく表示されていました。

リマインダーが無くても、同乗者の安全を守るためにシートベルトを着用しましょう。

まとめ

今回は後部座席のシートベルト着用について解説しました。

内容をまとめると以下のとおりです。

  • シートベルトは全座席で着用が義務
  • 違反しても口頭注意のため、義務がないと勘違いしている人が多い
  • 新車にはリマインダーが搭載されている

今では運転席や助手席でシートベルト着用は当たり前になっていますが、後部座席の着用は浸透していないように感じることがあります。

後部座席でも、事故の際は車外に飛び出す可能性もあります。

「警報がわずらわしい」とか「つかまるから」ではなく、同乗者の命を守るためにも正しくシートベルトを着用しましょう。

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