図柄入りナンバープレートについて解説!申込方法や人気の地方版も紹介図柄入りナンバープレートについて解説!

コラム 交通安全・一般

東京の運送会社、シゲタイーエックスです。

今回は、図柄入りナンバープレートについて

  • 図柄入りナンバープレートの概要
  • 全国版と地方版の違い
  • 申込方法

を詳しく解説します。

図柄入りナンバープレートは全国版と地方版に分かれていて、手数料を支払えば誰でも交付を受けることが可能です。

地方版は地域の特色が色濃く出ていて、見ているだけでも楽しめます。

また、トラックやバスなどの事業用の車でも図柄入りナンバープレートを使うことができるんです。(ただし、軽貨物バンなどの事業用軽自動車だけは、図柄ナンバーは使えません。)

この記事を読んで図柄入りナンバープレートの理解を深め、ぜひ申し込んでみてください。

図柄入りナンバープレートとは

図柄入りナンバープレートとは、さまざまなデザインが施されたナンバープレートのことで、全国版と地方版があります。

交換できるナンバープレート

図柄入りナンバープレートにできるのは

  • 自家用登録車
  • 事業用登録車
  • 自家用軽自動車

のみです。

事業用軽自動車は対象外ですので注意しましょう。

寄付もできる

ナンバープレートの交付に必要な料金とは別に1,000円以上寄付すると、フルカラー版を選択できるようになります。寄付をしても、モノクロ版を選ぶことも可能です。寄付金は公益財団法人「日本デザインナンバー財団」が管理し「安全・安心で楽しいお出かけを通じて日本を元気にする取組み」に活用されています。具体的な事業例は以下のとおりです。
令和3年度:高齢運転者ドライブレコーダー設置支援事業(熊本県)令和2年度:「にし阿波」地域への観光誘致ポスター製作事業(徳島県)
そのほか、ラグビーワールドカップ2019や東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に関する事業にも使われました。

記念保存できる

使用が終了した図柄入りナンバープレートは、記念に保存できます。ただし、不正使用防止のために穴あけ処理が必要ですので注意しましょう。穴あけ処理に数百円の手数料がかかる場合がありますので、事前に予約センターに問い合わせることをおすすめします。ナンバープレートに思い入れがある方のために、キレイに保存するためのグッズもあります。立てかけて飾れるアクリルスタンドや、不正防止の穴にはめこむキャップなどが販売されています。気になる方は、お近くのディーラーなどに相談してみると良いかもしれません。

全国版図柄入りナンバープレート

2021年9月まで受付されていた、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレートの後継として、現在のデザインが導入されました。

デザインは「日本を元気に」

画像引用:国土交通省ウェブサイト

全国版図柄入りナンバープレートのデザインは、47都道府県の県花がモチーフで「日本を元気に」という思いが込められています。

キレイなグラデーションが印象的で、見たことがある人も多いかもしれません。

花は「円環」の象徴で、何度も花を咲かせたり種をつけたりすることから、日本の成長になぞらえています。

さらに全国の県花を取り入れることで「日本全体で立ち上がろう」というメッセージが込められました。

このデザインは国民から応募されたアイディアから選ばれ、起用されたデザイン制作者は23歳(応募時)のデザイナーです。

料金は地域によって異なる

全国版図柄入りナンバープレートを交付するための手数料は、7,700円~9,200円(中板の2枚セット)で地域によって異なります。

もっとも高額なのは奄美の9,200円で、もっとも安いのは新潟と長岡の7,700円です。

主な都市の手数料は以下のとおりです。

  • 札幌:8,740円
  • 宮城:7,900円
  • 長野:8,000円
  • 東京:8,000円
  • 神奈川:8,160円
  • 愛知:8,100円
  • 大阪:8,000円
  • 広島:9,100円
  • 香川:8,740円
  • 福岡:8,400円

大板や軽自動車の場合は、ここで紹介した金額とは異なります。

詳しくは国土交通省のウェブサイトで確認してください。

地方版図柄入りナンバープレート(500)

地方版の図柄入りナンバープレートは、平成30年から交付が始まりました。

その土地の景色や観光資源をナンバープレートにデザインし「走る広告塔」として地域の魅力を発信することが目的です。

全国版と同じように、寄付することでフルカラー版を選択できるようになります。

導入している地域は年々ふえていて、執筆時点(2023年1月)で58箇所に導入されています。

  • 第1弾:41地域(平成30年10月1日~)
  • 第2弾:17地域(令和2年5月11日~)

第3弾として10地域から導入申し込みがされ、令和5年10月ごろから交付が開始される予定です。

ご当地ナンバーとの違い

ご当地ナンバーとは、自動車検査登録事務所以外の地域名を表示したナンバープレートのことです。

ナンバープレートの上部に書かれている地域名は、基本的に管轄する運輸支局または自動車検査登録事務所の名称を表示しなければいけません。

しかし地域振興や観光振興を目的に、地元が希望する独自の地名を表示でき、2023年1月現在で46地域が導入しています。

図柄入りナンバープレートは、ナンバープレートの板面にデザインが施されたものをいいますので、ご当地ナンバーとは意味合いが違います。

人気の図柄入りナンバープレート

国土交通省が発表している資料では、申込件数が多い地域は以下のとおりです。

熊本:くまモン(23,653件)

福山:広島東洋カープ(14,819件)

愛媛:みきゃん(10,510件)

普及率でみると以下のとおり。

飛鳥:朱雀

富士山(山梨):富士山

弘前:弘前城・桜色のお堀と岩木山

どの図柄も地域の特色が出ているので、見ていて楽しいですね。

その他のデザインは国土交通省ウェブサイトで見られます。

図柄入りナンバープレートの申し込み方法

一般社団法人 全国自動車標板協議会が運営する「図柄ナンバー申込サービス」から申し込むか、または近くのディーラーや整備工場・行政書士に相談でも相談できます。

車を購入したとき以外でも、現在の番号を変えずに図柄入りナンバープレートに交換が可能です。

まとめ

今回は図柄入りナンバープレートについて解説しました。

内容を簡単にまとめると以下のとおりです。

  • 事業用軽自動車は対象外
  • 寄付や記念保存ができる
  • 全国版でも地域によって料金が異なる

ちなみにシゲタイーエックスの営業車も、図柄入りナンバープレートを取得している車両があります。

事業用,図柄ナンバー,全国版,フルカラー
台東区はご当地ナンバーがなく、足立ナンバーなので全国版の図柄ナンバープレートです。

地方版がない地域に住んでいても、全国版の図柄入りナンバープレートを取得できますので、気になる方は検討してみてはいかがでしょうか。

※当サイトはリンクフリーです。お役に立ちそうな内容がありましたら引用などご自由にお使いください。

【出典:東京の運送会社シゲタイーエックス】と併記いただけますと幸いです。

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